オリジナル創作と日常の呟きを、徒然なるままに。
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かなりざっくりですが下描きしました。
こちらの絵の続きです。
面影ひとつ残さないレベルで超絶大変身を遂げました…!
ラフからここまでの間に一体何があったのかというと、諸事情により構図を練り直すことになりまして、構想段階であれこれ考え散らかしていたうちのひとつをベースにしてモリモリ盛っていった感じです。
この絵の用途を考えるとこの構図も一長一短ではありますが、モチーフの収まりの良さや表現力は前のよりもアップした気がしているので結果オーライ。
モチーフといえば、まだこの中に描いていないものがもうひとつあって、それはまだちょっと迷い中です。
しかしこの絵もまた…ペン入れのしんどさが目に浮かぶようです…。
同じような部分ばかり塗っているのであまり代わり映えはしませんが、着実に画面が埋まってきています。
キャラになるべく手をつけたくないのが見え見えですね…!
前作「KISEKI」はマルマン図案シリーズ、今回はアルビレオという紙を使っているのですが、ちょっと後者の特徴が掴めてきた気がします。
ネオピコ使用時、一番の違いはインクの吸い込み!
図案シリーズは重ねれば重ねるだけ吸い込んで、吸い込み量が限界になると、下の色(先に塗った色)から順に画用紙の裏から染み出していきます。
一方、アルビレオは裏にまで染みることがありません。
では重ねたインクはどこに行くのかというと、どんどん上に乗っていきます。
最初の1~2色は普通にマーカーで塗っている感触、3色目辺りから塗り心地が変わってきて、4色目以降はまるで絵の具で厚塗りしているかのようになり、グラデーションも中間色いらず。(乗せたインクを引き延ばすだけ)
薄い色のマーカーには濃い色のインクが付着し、ぺとぺとしてくるので、ときどき無駄紙に塗りつけて落としてあげないといけません。
インクが上へ上へと盛られていくので、塗った箇所は光を当てるとテカテカするし、指でなぞるとでこぼこしていて、どこか油絵のキャンバスを彷彿とさせます。
まだ慣れていないのでやりづらさを感じることもある反面、図案シリーズではできないようなタッチを出せるのが魅力です。
厚塗りっぽくなる、というのはちょっと今後に活かせそうな発見。
アルコールマーカーで油絵風厚塗り、なんてちょっと新しくないですか。わくわく。
(実現できるかどうかはさておき!)
それと、前の記事に書いた「スキャンデータで色が全然再現できない~」というあれですが、参考までにスマホで撮った写真を貼り付けてみます。
こちらの方が実物の色味に近いです。
お分かりいただけるだろうか…!涙
これでもまだ蛍光色が不十分なので、実物はもっと鮮やかです。
区切りも良くなければ進みも悪いこんな状態ですが、とりあえず。
画面のノイズが酷いですがご容赦ください。
原画が汚れている訳ではなくて、乗ってる色が薄すぎて、ちょっと明るく加工しただけでもすぐ白飛びしてしまうので調整が苦しいのです。
今回も例に漏れず悩みまくりです。
あーとかうーとか唸りながらじわじわ色を塗っています。
特にジン。使う色はもう決まっているのですが、なかなか踏み出せません。
うまくいくのかなぁ…。酷いことになったりしないだろうか…。
彩色作業中は常にこんなような不安と闘っています。
線画は割と不安なく進められるのですが。
もやもやした進捗で失礼しました。
次はもっといい状態でご報告できたらと思います!
***
以下、メールフォームのお返事です。反転してご覧ください。
ようやくペン入れ完了…ってちょっと!
一ヶ月近くかかってるじゃないですかどういうことですか!
もちろんこの一ヶ月間、毎日寸暇を惜しんで描いていたわけではありません。
気力体力集中力のあるときを選んで断続的にちまちま作業していました。
しかしそれにしてもこれは…。
息抜きの小作品のつもりだったのに…(遠い目)
ご覧の通り、線がこれでもかというほど密集しているので、トレースとペン入れを並行して進めていきました。
前景植物 → 前景装飾 → 人物 → 背景装飾 の順に。
その他、様子を見ながら薔薇を増量したり、適当にごまかしていた装飾の細部をペン入れ前にもう一度下描きし直したり。
線画でここまで密度高めておけば塗りは楽だろうと踏んでいます。
…細かすぎて逆に大変にならないことを祈ります!(フラグ)
↓おまけ。下描きの記事で出し忘れていた衣装メモ。
構想の時点でぼんやりとイメージしていた、
・ジン: なんか変わった髪飾り、長いリボン、パンツスタイル
・クロリア: お花の髪飾り、ギリシャ・ローマ的なドレープの綺麗なスカート?スタイル
というような要素を盛り込みつつ、どうやってまとめようかな~とあれこれ悩みました。