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オリジナル創作と日常の呟きを、徒然なるままに。
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ちょっと真面目に語ってみようと思います。
ついさっき多忙でどうのこうの呟いた矢先ですみません…。
削ってるのは作業時間ではなく睡眠時間です。笑





さて。

まずこの件について、現在の私の立場は「規制すること自体には賛成、改正条例には反対、都の姿勢および感情で暴走する反対者にはともに異議を唱えたい」です。
まだ全然調べ足りないし、いろんな情報が次から次へと耳に入ってくるので、実はまだぐらついています。
専門家でもなんでもない、一般人の一意見としてお聞きください。
当たり前ですが念のため。

まずひとつめ、規制すること自体には賛成という部分についてです。
そもそも今回の改正条例でいう「規制」とは、「表現規制」ではなく「販売規制」です。
しかも「販売禁止」ではなく「販売場所を成人コーナーに移す」だけ。

これって、アルコールとかタバコとか成人向け雑誌とかアダルトビデオとかと、なんら変わらない対応だと思います。
「こどもが簡単に入手できてはまずいもの」を一所にまとめるのは、今までもやってきたごく当たり前のことです。
「こどもとの性行為や強姦を不当に賛美するマンガ」って、どう考えても「こどもが簡単に入手できてはまずいもの」ですよね。
だから、ゾーニングの対象に上記の作品を含めること(=規制すること)には賛成です。

次に、ではなぜ改正条例には反対なのか、ということについて。
これにはいくつか理由があります。

① 条文が曖昧で、規制者の価値観に大きく左右されうるから。
② 都がこれを行うことは、日本国憲法の「検閲の禁止」に反するから。
③ ①②の要素から、「表現の自由」の侵害につながるおそれがあるから。

こんな感じでしょうか。
条文が曖昧、っていうのがとにかく怖いですね…。
都の意志のままに、今後どうにでも柔軟に適用できる、ってことですから。
一応都はこのことについても言及しているのですが(http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/04/20k4q500.htm
条文外であれこれ言ったことが今後、実際に守られるのかは定かでないですよね。

最後に、都の姿勢および感情で暴走する反対者にはともに異議を唱えたい、ということについて。
こんなに性急に改正を可決させたこと、都知事の暴言、マンガ・アニメだけをことさらに取り上げて規制(小説を含めない理由がすごく主観的で曖昧)などなど…
いたるところに「マンガ・アニメフォビア」が容易に見てとれます。
この偏見に満ちた姿勢は断固、許せません。
マンガ・アニメ文化はいまだに偏見と不当の荒波にさらされているんだな、と痛感します。

ただし、「マンガ」「規制」というワードだけを拾って「なんだこのやろー!」と安易に反対する人たちにも、私は同調できません。
だってどう考えても的はずれな議論で盛り上がってる人、いっぱいいますよ…。
最悪「表現の自由」に到達しかねない危険性は孕んでいても、直接「表現の自由」を侵害する条例ではないし、殺人などの違法行為については今回は言及されていないわけだし。
都知事の「頭冷やせ」発言は、勢いと侮蔑に任せて吐き捨てたただの暴言でしょうが、それにしても「ちょっと冷静になろうよ…」と言いたくなる部分は、やっぱりあります。

以上、長々と論じてみましたが、本当にただの一個人の意見ですし、今後意見が変わることは十分に考えられますので、どうぞその点はご了承ください。
そしてここまで読んでくださった方(いるのかな…!?汗)、どうもありがとうございました。
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真中ユエ
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オリジナルファンタジーをイラストや物語で表現しています。
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